私たちのルーツはシャンデリアの製造にあります。私たちは創業以来一貫して、シャンデリアの装飾パーツをはじめ美観を問われる部品を数多く製造してきました。
スピニング加工により再現された複雑な形状の絞り製品や、プレスによる抜き加工や曲げ加工で作られた製品、あるいはレーザーによる抜き加工ででき上がる製品もあります。
これらの製品にはメッキや塗装などの表面処理が施されますが、成形された生地の丁寧な取り扱いが、その仕上がりを左右します。
このような多彩な技術と細部まで気を抜かない徹底した仕上げが、製品に「美しい」という付加価値を与えます。

自動ベンダの活用により金属パイプに様々な大きさのアールを組み合わせることができます。曲げた後も断面の変形が少ない美しい仕上がりを実現します。
また3次元ベンダを使用することでひねりを加えることも可能です。曲げ型は大小様々なものを用意しており、自在な形状の曲げパイプを提供することができます。
材料の切断からビーディング加工、転造ネジ加工までも一貫して自動で行なっているので、ばらつきのない正確な美しさをもった製品の合理的な創出が可能です

私たちが大切にしている技術のひとつに塗装技術があります。
塗装には製品を錆びや劣化から守るだけでなく、美しさを纏わせるという重要な役割が課せられています。塗色の豊富なバリエーションもさることながら、均質な肌あいを見せる標準的な塗装に加えて、レザーサテンやちぢみ仕上げといったザラつきのある手触りをもった仕上げも得意です。
加えて、手作り感を演出できる特殊な手吹き塗装のノウハウを私たちはもっています。
機械による塗装と人の手による塗装を組み合わせ、製品の多彩な表情を自在に創出できるテクニックは私たちの強みのひとつです。

上海の工場ではガラス製品の製造・加工を行なっています。口吹き製法によるガラス製品は独特の優しい白さをもった乳白色、そしてガラス特有のあわい青みを含んだクリアの2種類を基本としています。
表面の仕上げはガラスらしいツヤのあるものに加えて、程よいマット感のあるフロスト仕上げも可能です。
それぞれのガラス製品に切断、穴あけ、カッティング加工などを施すことで工芸品としてではなく工業製品としての正確さが与えられます。
デリケートなガラス製品に充分な強度をもたせながら繊細な美しさを付加しています。

お客様のご希望により、社内のデザイナーがお役に立ちます。
対話を通してお客様の思いを理解し、解決すべき課題を抽出。ものづくりの基本を踏まえながらも美的感覚をもって解決策を提案いたします。
私たちのルーツである照明器具のデザインにおいては金属や樹脂を中心に様々な素材や加工方法を取り扱ってきた経験があります。この経験をベースに、あらゆる製品に対してデザインに取り組んでまいります。
もの事や製品に対する考え方を整理し、形に意味を与えることで、理由のある確かな美しさを実現することができます。